腰痛が起こる様々な原因

腰痛が起こる様々な原因

凜鍼灸治療院12月のブログでは、特に年末に発症しやすい「腰痛」についてお伝えしています。

日本人が訴える痛みの中で、特に多いのが腰痛です。
腰痛は高齢者だけの痛みではなく、近年では若年層の腰痛も増えていると言われています。

前回お伝えしたように、人間は直立二足歩行をするため垂直方向からの強い負荷がかかり腰痛を起こしやすい構造をしています。

では、もう少し詳しく腰痛を起こす原因についてみていきましょう。

腰痛には原因が特定できる特異的腰痛と、原因が特定しきれない非特異的腰痛があります。
腰痛の原因は様々で、複数の原因が絡んでいる場合がありますが全体のの85%が非特異的腰痛といわれています。

原因が特定できる特異的腰痛は、大きく分けて「腰椎を直接障害するもの」と「腰椎は障害しないが、周囲にある神経を刺激するもの」の2つの原因に分けられます。
腰椎を直接障害する病気の代表が、椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症です。

  • 椎間板ヘルニア:比較的若年層に起こりやすく、椎骨と椎骨の間にある椎間板の中が強い負荷がかかることで外に突出し、神経を圧迫し足腰にシビレを起こす病気。
  • 脊柱管狭窄症:50代以降に多い病気で、背骨にある神経の通り道である脊柱管が加齢により狭くなり、神経を圧迫し足にシビレや痛みを起こす病気。

一方、腰椎は障害しないけれど周囲にある神経を刺激する病気としては、胃潰瘍(消化器系疾患)や尿路結石(泌尿器系疾患)、子宮筋腫(婦人科系疾患)、解離性大動脈瘤(循環器系疾患)などが当てはまります。

普段、私たちが悩まされている腰痛のほとんどは、原因が特定しきれない非特異的腰痛です。
非特異的腰痛の主な原因には、身体的原因と精神的原因があるといわれています。

  • 身体的原因:長時間の同じ姿勢による仕事、運動不足、肥満、冷えなど。
  • 精神的原因:ストレスを強く感じる環境(職場、学校、家庭など)、不安、不眠など。

このように、腰痛にはさまざまな原因があります。

そのなかでも、女性特有の腰痛でお悩みに女性が当院には多くご来院されています。

次回は「女性特有の腰痛」についてお伝えします。

本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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