夏はしっかり養生しましょう!

夏は暑邪(しょじゃ)に要注意!
昼夜問わず暑さが続く季節になってきましたね。
東洋医学では、体をとりまく病気の原因を外因(がいいん)、内因(ないいん)、不内外因(ふないがいいん)の3つに分類して考えます。
- 外因:体の外部から侵入してくる病邪
- 内因:その人のもつ体質(心の変動も含む)
- 不内外因:生活習慣による原因
この3つの原因のうち、季節の変化・気候の変化など環境的要因に基づくのは外因である6つの病邪です。
この6つの病邪のことを六淫(りくいん)または六邪(ろくじゃ)と言います。
- 2月~4月 → 風邪(ふうじゃ):めまい・悪寒・鼻水・喉の痛みなど
- 5月~7月 → 暑邪(しょじゃ):高熱・顔が赤い・口が乾く、大量に汗をかくなど
- 7月(梅雨時)→ 湿邪(しつじゃ):体がだるい・むくみ・頭が重い・下痢などの
- 8月~9月→ 火邪(熱邪):高熱、顔や目が赤くなる、歯茎が腫れる、不安感、不眠など
- 8月~10月 → 燥邪(そうじゃ):空咳・便秘・髪の毛や皮膚の乾燥など
- 11月~1月 → 寒邪(かんじゃ):足腰の冷え・お腹の冷え・下痢をするなど
これからの季節は「暑邪」に注意が必要となります。
次回は「夏特有の邪気」について詳しくみていきましょう!
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