冬の土用(季節の変わり目)の過ごし方と食べ物

1月17日(金)~2月2日(日)まで、〈冬の土用(季節の変わり目)〉がやってきました。この時期は、冬(陰)から春(陽)へと移り変わる重要な時期。気温や気圧の変動が激しく、体調を崩しやすくなるので、十分なケアが必要です。
今回のテーマとして取り上げるのは、次の内容です。
- 冬土用の過ごし方
- 冬土用の縁起物
- 冬土用のおすすめ料理
冬土用の過ごし方
東洋医学の基本概念である〈陰陽五行説〉では、土用の期間は「土公神(どくじん=土の神様)」が土の中で衣替えをする時期とされています。そのため、この期間中は土に関する活動、例えば引越しや土いじり(畑作業やガーデニングなど)を控えると良いとされているんですよ。
【冬土用の縁起物】
冬土用の期間中、生活に取り入れると良いとされる縁起物をいくつかご紹介します。
この時期、以下のようなことを試してみてください。
- 未の日(2025年は1月26日)に「ひ」のつく食べ物や「赤色」の食べ物を摂る
(未の日についてはこちらの記事をご覧ください → 1月19日投稿) - 靴をきれいにする(新しい靴を履く)
- 土に関することは〈間日(まび)〉に行う
(2025年の冬土用の間日:1/21、1/22、1/24、2/2)
「ひ」のつく食べ物(冬の旬食材)
- ひらめ
- 干物
- ひらまさ
- ひよこ豆
- ひき肉
- ひじき
「赤」い食べ物(冬の旬食材)
中国古来の神話〈四神獣〉に基づき、各季節には食べると良いとされる色の食材があります。冬は「赤」の食材が推奨されています。
- トマト
- 赤ピーマン
- いちご
- ラズベリー
- 唐辛子
- りんご
- サクランボ
- まぐろ
季節 | 四神獣 | 色 |
---|---|---|
春 | 白虎 (びゃっこ) | 白 |
夏 | 玄武 (げんぶ) | 黒 |
秋 | 青龍 (せいりゅう) | 青 |
冬 | 朱雀 (すざく) | 赤 |
なお、冬は「水」のエネルギーが強くなる時期なので、バランスを整えるために「火」のエネルギーを積極的に取り込むことが良いとされています。
体を温め、冷え対策をしっかりと行いましょう。
冬土用おすすめ料理
- 火鍋(キムチ鍋)
- 唐辛子料理(カレー、スパイシー料理など)
- トマト料理(トマトスープ、トマトパスタなど)
- きのこ料理(豚汁、ヒラタケ鍋など)
冬土用はまだ続きます。この時期は心身ともに不安定になりやすいので、体を芯から温める食事を心がけ、無理せず健康的に過ごしましょうね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!(大変励みになります!)