東洋医学による便秘の解消法
東洋医学による便秘の解消法

凜鍼灸治療院ブログ、3月は「便秘」を特集しています。
最終回の本日は、東洋医学の考えによ便秘の解消法についてお伝えしていきます。
前回(3/25)は、東洋医学(漢方)の指標により便秘を4つに分けてみました。
では、それぞれのタイプはどのような点を注意すれば便秘を防げるのかをみていきましょう。
便秘のタイプ | 原因 | 解消ポイント |
熱秘 | 辛いもの、油っぽいもの、お酒の摂り過ぎで身体に熱がこもった状態 | 暴飲暴食に注意し、水分をこまめに摂る |
寒秘 | 冷え性、冷たいもの・生ものなどの摂り過ぎなどで腸が冷えて機能低下した状態 | 体を温める食事を摂る、腹巻きなどでお腹を温める |
燥秘 | 病後や出血後、老人に多く、腸の水分が消耗して全身が乾燥しやすくなった状態 | 水分をこまめに摂り、長風呂やサウナでの発汗に注意する |
気秘 | 生活リズムの乱れやストレスなどで、腸の機能が乱れている状態 | ストレス解消、気分転換を心がける、アロママッサージが有効 |
特に食生活の乱れは便秘を起こす原因になりやすいので、自分の体に合った食材をとりいれながら便秘を解消することが大切になります。
4つの便秘タイプへの、おすすめ食材についてもみていきましょう。
便秘のタイプ | 食材の特徴 | 食材の種類 |
熱秘 | 熱を冷ます食材 | バナナ、大根、きゅうり ごぼう、そば、豆腐、なす もやし、小松菜など |
寒秘 | 温める食材 | 生姜、ねぎ、にんにく、にら、シナモン、しそ、山椒、黒糖など |
燥秘 | 潤す食材 | 松の実、くるみ、アーモンド ごま、クコの実、きくらげ、ハチミツ、レンコン、梨など |
気秘 | 気を巡らす食材 | セロリ、春菊、三つ葉、ミント、陳皮 柑橘類、ハーブなど |
3月は西洋医学、東洋医学の両方から「便秘」をみてきました。
便秘の原因は様々ですが、便秘を起こさないよう腸内環境を整えることが大切です。
腸内環境を整えるポイントは、次のようなものがあります。
- 食物繊維を積極的に摂る
- 腸内善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌、納豆菌)を増やす
- 自律神経が乱れないよう、ストレス解消を心がける
- 運動不足に注意する
頑固な便秘には、お腹のマッサージや鍼灸療術、アロマオイルマッサージなども有効とされています。
ぜひご相談くださいね。
3月も凜鍼灸治療院の健康ブログをお読みいただきまして、ありがとうございます。
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