東洋医学からみる3つの肩こりタイプ
気・血・水の停滞が肩こりの原因に
凜鍼灸治療院の6月のブログは「女性特有の肩こり」をテーマにお伝えしています。
男性よりも女性のほうが不快に感じている「肩こり」。
女性は筋肉の量や大きさ、骨格やバストの重さの他に、ホルモンバランス(女性ホルモン)の崩れや冷えなどが原因で「肩こり」を起こしやすいと言われています。
では、東洋医学では「肩こり」をどのように捉えているのでしょうか。
東洋医学では、肩こりの原因を次の3つに分けて考えます。
- 瘀血(おけつ)タイプ:血の巡りが停滞したことによる肩こり。
- 気滞(きたい)タイプ:気(肝気)の巡りが停滞したことによる肩こり。
- 風湿(ふうしつ)タイプ:風邪(カゼ)や冷え、眼精疲労による肩こり。
上記の3つのうち、女性に多いのは瘀血タイプの肩こりです。
瘀血タイプの人は肩こりの他に、頭痛や便秘、月経障害、更年期障害、月経前症候群(PMS)、自律神経失調症などの症状もみられることがあります。
肩こりだけではなくイライラなどの精神症状を伴う場合は、気の巡りが悪くなった状態(気滞)が考えられます。
感情のコントロールは「肝」が担っていますが、ストレスが強くかかると「肝」に気が鬱積し、肩こりの他にのぼせやイライラなどが現れるのが特徴です。
首や背部がこるのは、風邪(カゼ)や眼精疲労、慢性副鼻腔などが原因で起こると考えられています。
この風湿タイプは、梅雨など湿気の多い時期などに「水」の停滞が伴い、肩や首のこりの他にむくみや重だるさなども現れます。
東洋医学では、このような肩こりには気・血・水のバランスを整える施術を行います。
鍼灸や漢方薬などは、とても効果的です。
女性特有の肩こりでお悩みの方は、ぜひ凜鍼灸治療院にご相談くださいね。
6月も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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