大切なのは、肌のターンオーバー(新陳代謝)
大切なのは、肌のターンオーバー(新陳代謝)
凜鍼灸治療院の2月のブログは「肌荒れ」をテーマにお伝えしています。
人間の肌(皮膚)は、大きく分けて3層構造となっており、一番上から表皮、真皮、皮下組織と呼ばれます。
肌の一番外側にある表皮も4層から構成されており、外から角質層(かくしつそう)、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)と呼ばれます。
肌の細胞が新しく生まれ変わる新陳代謝のことをターンオーバーと言い、表皮4層のいちばん底にある基底層でつくられた新しい細胞がどんどん上に押し上げられ、最終的には角質層になります。
角質層の細胞は約2週間で肌の表面から自然にはがれ落ち、次の細胞に入れ替わります。
この一連の繰り返しがターンオーバーと呼ばれる新陳代謝です。
このターンオーバーの働きが、肌荒れや美肌を左右すると言われています。
- 基底層:メラノサイト(色素細胞)があり、紫外線から体を守る色素「メラニン」を合成している。
- 有棘層:表皮の下にある真皮から酸素や栄養素を受け取る働きをしている。
- 顆粒層:「ケラトヒアリン顆粒」があり、入ってきた紫外線等を跳ね返す役割をしている。
- 角質層:肌の水分を保ち、外部刺激や異物の侵入から肌を守る。
肌の一番外側にある角質層で肌の水分を保ち外部刺激から肌を守っているので、ターンオーバーがスムーズに機能しないと、水分保持力やバリア機能が低下し肌荒れを起こしやすくなります。
ターンオーバーの周期は約1ヶ月前後が理想とされており、周期が長くても、短すぎても肌荒れの原因となります。
- ターンオーバー周期が長い場合:古い角質が肌表面に溜まり、乾燥肌やくすみの原因となる。
- ターンオーバー周期が短い場合:細胞が未熟なままなので、皮がむけやすく敏感肌の原因となる。
肌荒れを防ぐポイントは、ターンオーバーを正常に保つことが重要です。
次回は、ターンオーバーのバランスを崩す「肌荒れの6つの原因」についてお伝えします。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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