ストレスによって身体にでる反応

その症状、もしかしたらストレス反応かもしれません!
2023年の凜鍼灸治療院ブログは「ストレス」について特集しています。
日常の中で起こるさまざまな出来事(ストレッサー)によって、人は多くのストレスに耐えながら生活をしています。
一時的なストレスには耐えることができても、強いストレス受けたり、長い期間ストレスを受けて慢性化してしまうと、体にも心にも悪影響がでるといわれています。
ストレスを受けたことによる心や身体の反応のことを「ストレス反応」と呼び、大きく分けて次の3つに分類されます。
心理的反応 | 不安、イライラ、恐怖、緊張、怒り、孤独感、無気力、判断力・決定力の低下、短期記憶喪失など |
行動的反応 | 怒りの爆発、けんかなどの攻撃的な行動、泣く、引きこもり、拒食・過食、チックなど |
身体的反応 | 動悸、異常な発熱、頭痛、腹痛、疲労感、食欲の減退、嘔吐、睡眠障害など |
体への影響を詳しくみていくと、次のような病気が挙げられます。
- 身体的なもの:高血圧、糖尿病、免疫機能や生殖能力の低下、自律神経の衰え、成長抑制など
- 心理的なもの:うつ病、摂食障害、パニック障害、強迫性障害など
また、ストレスによる影響は脳にも表れると言われており、記憶力の低下や学習機能の低下がみられます。
さらに、戦争や災害、事故や傷害事件などで過度のストレスを受け、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患う人も多くいらっしゃいます。
実際に、戦争体験者や児童虐待などでPTSDになった子どもの脳をMRIで検査すると、脳のなかの記憶を司る大脳辺縁系にある海馬(かいば)が委縮しているという報告もされています。
このように、ストレスは心身にさまざまな悪影響を与えてしまいます。
しかし、すべての人がこのような反応を起こすわけではありません。
次回は「ストレスに強い人、弱い人」についてお伝えします。
本日も最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
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