ストレスを感じると胃が痛むのは、なぜ?
精神的ストレスは、身体にさまざまな影響を与えます!
2023年度の凜鍼灸治療院による健康ブログは、さまざまな「ストレス」についてお伝えしています。
- ストレスで胃がキリキリ痛む
- ストレスで食欲がなくなる
- ストレスで胃が重い
みなさんも、このような症状を経験されたことはありませんか?
精神的なストレスを受けたとき、身体によくあらわれる症状が「胃痛」です。
なぜ、ひとはストレスを感じると胃に痛みを出すのでしょうか?
ストレスによる胃痛の主な原因は「自律神経の乱れ」と考えられています。
自律神経が乱れることにより、次のような症状を引き起こしてしまいます。
- 胃酸分泌の増加
- 消化器運動の異常
- 神経伝達物質の変化
ひとがストレスを感じると、自律神経の乱れが生じてしまいます。
自律神経とは、交感神経と副交感神経によって身体の各器官の働きをコントロールしている神経です。
ストレスを強く感じると、交感神経の活動が亢進し、副交感神経の活動が低下します。
具体的には、交感神経の働きが亢進することで胃の血流が減少し、胃粘膜の抵抗力が弱まることで胃の痛みや不快感が生じることがあります。
また、ストレスによって胃酸の分泌を増加させてしまうことがあり、胃粘膜への刺激や損傷を引き起こし、胃痛や逆流性食道炎などの症状を引き起こすこともあります。
ストレスにより自律神経が乱れると、胃の収縮運動が増加し、胃腸が過敏に働いてしまうことで痛みや不快感が起こることもあります。
逆に、胃の収縮運動が低下してしまうことで、胃酸の逆流や胃の膨張を引き起こすことがあります。
そして、ストレスは脳内の神経伝達物質のバランスを乱す原因にもなると考えられています。
特にストレスホルモンである「コルチゾール」の分泌が増加すると、胃の粘膜を保護する粘液分泌を抑制してしまうので、胃潰瘍などのリスクが高くなってしまいます。
このようなストレスによる自律神経の乱れ以外にも、ストレスによる食べすぎ、飲みすぎ、睡眠不足などの生活習慣の乱れが原因で「胃痛」を引き起こすことがあります。
ストレスを感じたときほど、生活習慣を正して、自律神経が乱れないように気をつけましょうね。
次回は「ストレスによる過食・過飲」についてお伝えします。
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