女性に多い、発作性の片頭痛の原因とは
頭の片側が痛むだけではない片頭痛
凜鍼灸治療院の11月のブログは「頭痛」を特集しています。
一般的に多い一次性頭痛のなかで、緊張型頭痛の次に多いのが「片頭痛」です。
片頭痛と緊張型頭痛は混同されやすい頭痛ですが、片頭痛の場合は次のような特徴の症状がでます。
- 痛みがズキン、ズキンと脈打つように痛む拍動性である
- 痛みの持続時間が4〜72時間と比較的短い
- 頭痛が始まると、寝込んだりして生活に支障をきたす
- 吐き気を伴う、または吐いてしまう
- 体を動かすとガンガンと頭に響く
- 頭痛が起きる前にチカチカした光(閃輝暗点)が見えることがある
- 光や音に敏感になる
頭の片側だけに痛みが出る場合を「片頭痛」と思っている人は多いと思いますが、両側が痛む場合もあるので注意しましょう。
とくに片頭痛の特徴としては、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれる前兆が現れることがあります。
閃輝暗点とは、頭痛の前兆として「突然、視野にギザギザの光の波があらわれる」「火花が散るような光がみえる」など、視野の一部にその光によって白く遮られたりする症状が特徴的です。
片頭痛の原因には諸説あり、現在最も有力視されているのが三叉神経が刺激されることで片頭痛が起こる「三叉神経血管説」です。
三叉神経を刺激する要因となるものには、次のようなものが挙げられています。
- ストレスからの解放:副交感神経が優位になると誘発しやすくなる
- 気候(気圧)の影響:梅雨時や低気圧などで誘発しやすくなる
- 空腹時:空腹で血糖値が下がっている状態でも片頭痛を引き起こす
片頭痛には「遺伝的な体質」が影響しているとも考えられており、両親のどちらかに片頭痛持ちがいると、その家族も体質として片頭痛が出る場合があると考えられています。
このように、緊張型頭痛と違い、片頭痛は起こる人と起こらない人とがはっきり分かれやすいのが特徴です。
月に2回以上片頭痛が出てしまう人は、慢性化する前に専門の医療機関を受診しましょうね。
次回は「群発頭痛の原因」についてお伝えします。
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