あなたの便秘はどのタイプ?
あなたの便秘はどのタイプ?

凜鍼灸治療院の3月のブログは「便秘」をテーマにお伝えしています。
便秘とは、排便の機能が低下し排便の回数が減少したり、排便が困難になってしまった状態を言います。
便秘の原因には、次の2つが考えられています。
種類 | 特徴 | 原因 |
器質性便秘 | 胃や小腸、大腸、肛門などに何らかの疾患があり、それが原因で便秘になっている状態 | 大腸癌、腸閉塞、クローン病に伴う狭窄など |
機能性便秘 | 大腸が機能不全を起こしたことが原因で便秘になっている状態 | 自律神経のバランスの乱れ |
私たちが一般的に呼ぶ「便秘」とは、機能性便秘を指します。
機能性便秘は、次の3つのタイプがあります。
- 弛緩性便秘:食物繊維の不足、運動不足、腹筋力の低下が原因で大腸の運動機能が低下して起こる便秘。
- 直腸性便秘:便が直腸に到達しても便意を催さず、直腸内に留まってしまうために起こる便秘。
- けいれん性便秘:大腸の過緊張により蠕動運動が強くなり過ぎて腸がけいれんを起こし、便の輸送に障害をきたしている状態で起こる便秘。
便秘でお悩みの方は、この3つのタイプのどれかに当てはまることが多いです。
それぞれの便秘の特徴について、もう少し詳しくみていきましょう。
種類 | 便の形状 | なりやすい人の特徴 |
弛緩性便秘 | 硬く太くコロコロしている | 高齢者や若い女性、妊婦に多くみられる |
直腸性便秘 | 硬くて大きい | 寝たきりの高齢者、痔や便秘を我慢してしまう人、トイレに行く時間が少ない人 |
けいれん性便秘 | うさぎのフンのように小さくコロコロしている | 職場や家庭でのストレスが多い人、リラックスが苦手で常に緊張している人 |
新型コロナウイルス感染拡大による影響により、便秘になってしまった方も多くいらっしゃいます。
- テレワークにより通勤時間がなくなった分、体を動かす時間が減少し、腹筋力が低下して便秘を起こりやすくなった。
- 運動不足による体重増加により、ダイエットで食事量や食物繊維量が減ったことにより便秘を引き起こしやすくなった。
- マクスや行動制限などの影響により、ストレスを感じやすくなったことが原因で便秘のリスクが上がった。
機能性便秘は、日常生活を見直すことで改善されます。
感染対策をしながら、ジョギングやウォーキングなどで筋力を落とさないように工夫し、食物繊維と水分を積極的に摂って、ストレスをため込まない工夫をしましょうね。
次回は「東洋医学からみる便秘」についてお伝えします。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
ご予約受付〈30日前〜30分前まで〉
ご予約前にお読み下さい。→