東洋医学からみる便秘(虚実について)

東洋医学からみる便秘(虚実について)

凜鍼灸治療院の健康ブログ、3月の特集は便秘です

3月の凜鍼灸治療院ブログでは「便秘」について特集しています。

あたなの便秘はどのタイプ(3/17掲載)」でお伝えしたように、便秘には胃や小腸、大腸、肛門に何らかの疾患(大腸ガン腸閉塞など)があることにより起こる器質性便秘と、自律神経の乱れにより大腸の機能が低下してしまったことで起こる機能性便秘の2つの便秘があります。

一般的な「便秘」というと、機能性便秘のことを指します。

では、東洋医学では「便秘」をどのように捉えているのでしょうか。

東洋医学では、便秘のタイプを「虚証(きょしょう)」と「実証(じっしょう)」どちらのタイプかをみていきます。
それぞれの便秘タイプの説明の前に、まず「虚実」についてみていきましょう。

東洋医学では「虚実」という人間それぞれが本来持っている、体力や病気に対する抵抗力の強弱を示す指標があります。

現代医学では、診察や検査などを行い病気の本質を「診断」するように、東洋医学では「気・血・水(津液)」や「陰陽」、「虚実」をみながら治療方針を決めます。
これを「(しょう)を立てる」または「証をつかむ」と言います。

  • 西洋医学(現代医学)からみる病気の本質診断する
  • 東洋医学(漢方医学)からみる病気の本質=証を立てる、証をつかむ

このような考え方を踏まえて、虚実の特徴を「虚証」と「実証」にわけてみていきましょう。

虚実体型筋肉皮膚腹部(腹筋)体温調節消化器症状
虚証痩せ型の下垂体型弾力・緊張がない光沢、艶がないやわらかい弱々しい寝汗をかきやすい過食や冷たいものを摂ると腹痛や下痢を起こす
実証筋肉質で固太り弾力・緊張がある光沢、艶がある弾力があり厚い力強い寝汗はかかない食べるのが早く、1日でも便秘をすると不快
虚証と実証の特徴

実証タイプは体力や気力があり、病気に対する抵抗力が強いです。病気への反応も高く、風邪を引くとすぐに高熱を出しますが回復も早い傾向にあります。
一方、虚証タイプは体力や気力が充実していないので疲れやすく、病気に対する抵抗力や反応が弱いです。季節や環境の変化にも体が敏感に反応します。

実証と虚証は、どちらが有利ということではありません。

実証タイプは体力があり無理が利くので、体からの不調のサインを見過ごし、突然、病気を患うことがあります。
逆に虚証タイプは、体調のわずかな変化にも敏感に反応できるので、早い段階で病気を対処できます。

また、虚証と実証は明確に区別できるのもではなく、「やや実証より」「虚証寄り」などの状態もあります。

次回は、この虚実の考えをもとに「東洋医学からみた便秘」を詳しくみていきましょう。

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

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