秋の土用がはじまりました。

秋の土用がはじまりました。

凜鍼灸治療院のブログ、秋の土曜について

9月〜10月は1年の中でも朝晩の寒暖差が大きく自律神経が乱れ、体調不良を起こす人が多くなる季節です。
10月の凜鍼灸治療院健康ブログでは、東洋医学からみた季節の変わり目に起こりやすい体調不良についてお伝えしています。

東洋医学では、四季それぞれの変わり目を「土用(どよう)」と呼ぶ「五行土王説(ごぎょうどおうせつ)」という考え方があります。
四季の終わりの約18日間のことを言い、とくに脾胃(ひい)の機能が低下しやすい時期と考えられています。

いよいよ10月20日から、約18日間の秋の土用が始まりました。
今回は、土用の時期に機能低下を起こしやすくなる「脾胃」についてみていきましょう。

前回お伝えしたように、東洋医学では各季節(土用を含む)に影響を受けやすい臓器があると考えられています。
季節の変わり目である土用は、五臓の中でも「(ひ)」という臓器が影響を受けやすくなります。

と共に働き、食べ物を消化吸収して運搬するという重要な役割を担っています。
胃と共に働くので、消化吸収を担う臓器として「脾胃」と表します。

東洋医学で考えられる「消化吸収」は、次のような流れとなります。

  1. 口から入った飲食物を胃で消化吸収し、水穀の精微(すいこくのせいび)を作り出す。
  2. 胃で消化された飲食物のうち、栄養分(精)をで吸収し、残りの部分(濁)を小腸に運ぶ。
  3. 飲食物の残りの部分(濁)を小腸でさらに分別し、まだ使える水分を小腸が吸収し、不要となった水分は膀胱へ、固形物は大腸へと送られる。
  4. 不要となった水分は膀胱から小便となり、固形物は大腸から大便となり体外へと排出される。


1〜4までのうち、胃で飲食物を消化吸収して水穀の精微を作り、精微(栄養分)を全身に送るため「心」や「肺」まで運搬するのが脾胃の働きです。

水穀の精微とは、飲食物の水分である「」、固形物である「」、栄養分である「清微」をあらわし、人体を構成している「気・血・水」の元となります。

  • 飲食物を消化する(胃の働き)
  • 消化によって作られた栄養分を運搬する(脾の働き)
  • 栄養分から(津液)をつくり、全身に送る(脾の働き)
  • 出血を防止する(脾の働き)


東洋医学では、このような脾胃の働きである消化吸収のことを「運化(うんか)」と言います。
「運」は運搬、「化」は転化(=消化吸収)することを意味しています。

季節の変わり目は脾胃の機能が低下する、つまり消化機能の低下による体調不良が起こりやすくなります。

次回は、脾胃の機能低下によって起こる体調不良について詳しくみていきましょう。

本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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