季節の変わり目、土用にでやすい体調不良
季節の変わり目、土用にでやすい体調不良

前回は、各季節の変わり目である「土用」についてお伝えしました。
土用は各季節の終わりの約18日間の事を指し、もうすぐ2021年の秋土用の期間(10月20日〜11月6日)に入ります。
東洋医学の基本概念である「五行説」では、季節を5つに分け(五季)、それぞれの季節に最も影響を受けやすい「臓器」があると考えています。
- 春→肝
- 夏→心
- 長夏(土用)→脾
- 秋→肺
- 冬→腎臓
土用の「脾」とは消化器系のことで、各季節に頑張って働く臓器を助けるために働きます。
しかし、季節の変わり目は気圧変動や朝晩の寒暖差などで自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経のバランスを調整している脾胃(胃と消化器系)の機能が低下してしまい、季節の変わり目に体調を崩しやすい人が多くなる時期です。
各季節の土用にでやすい体調不良を見て行きましょう。
- 春土用:肝機能に注意。アレルギーや蕁麻疹が出やすい。咽頭痛(喉風邪)。
- 夏土用:心臓(循環器系)に注意。夏風邪。
- 秋土用:呼吸器系に注意。扁桃腺炎や肺炎。やる気が出ない。
- 冬土用:冷えに注意。膀胱炎や腎盂腎炎。腰痛。
まもなく秋土用の期間(10月20日〜11月6日)に入ります。
なんとなくだるい、やる気が出ない、胃腸の不調など、なんとなく体調不良を感じていませんか?
次回は、土用の期間に働く「脾胃」の補い方についてお伝えしていきます。
本日も最後まで読んでいただきまして、誠にありがとうございます。
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