風邪から続発する病気について
風邪から続発する病気について
1月の凜鍼灸治療院のブログでは「風邪とは何か」をテーマに特集しています。
風邪(かぜ)とは、誰もが一度はかかった事がある病気です。
正式にはかぜ症候群といい、鼻腔、咽頭、喉頭に起こるウイルス感染症の事です。
風邪(かぜ)症状としては、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、声枯れ、咳、痰などの呼吸器症状の他に、発熱や頭痛、倦怠感、食欲不振なども起こります。
出る症状は個人差がありますが、多くは3〜4日から1週間程度で回復すると言われています。
「風邪は万病のもと」と言われているように、体力や免疫力、ウイルスの種類によって別の病気を続発(二次感染)することがあります。
風邪から続発する疾患として代表的なのが次の4つです。
- 扁桃炎:喉の入り口左右にある扁桃(以前は扁桃腺と呼ばれていた)が二次感染により炎症を起こす疾患。
- 中耳炎:耳の気圧調節をしている耳管が二次感染により炎症を起こした疾患。悪化すると鼓膜が破れ耳だれを起こす。
- 慢性副鼻腔炎(蓄膿):鼻の穴の周りに複数ある空洞(副鼻腔)に炎症が起こる疾患。ひどくなると鼻汁や膿がたまり蓄膿となる。
- 肺炎:咳や熱が続き、息苦しさを感じる場合は、炎症が肺にまで達し肺炎を起こしている可能性がある。
「たかが風邪」と思わず、風邪の諸症状が2週間以上続く場合は別の病気を続発している可能性があります。
市販のかぜ薬だけに頼らず、すぐに病院を受診しましょう。
次回は「風邪をひきやすい人、引かない人の特徴」についてお伝えします。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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