太りやすい人と痩せやすい人の違い
太りやすい人と痩せやすい人の違い
前回お伝えしたように、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、外出自粛やテレワークの影響で運動量が減少している人が急増しています。
運動量が減ってしまうと、肥満や高血圧などの生活習慣病のリスクが高まってしまいます。
特に日本人はインスリンの分泌能力が低いため、糖尿病や高血圧などの生活習慣病になりやすい人種と言われています。
それだけに、私たち日本人は特に肥満に気をつける必要があります。
人間の体質には、太りやすい体質と痩せやすい体質があります。
このふたつの体質の違いは、思春期までの脂肪細胞の数で決まると言われています。
- 太りやすい体質→脂肪細胞が多い
- 痩せやすい体質→脂肪細胞が少ない
脂肪細胞とは脂肪滴と呼ばれる脂肪のかたまりをもつ細胞です。
脂肪細胞は白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞にわけられ、肥満に関係するのは白色脂肪細胞です。
人間は飢餓状態になっても生き伸びられるように、白色脂肪細胞は余分なエネルギーを中性脂肪として蓄えている働きがあります。
ですが、必要以上にエネルギーを取り込みすぎると細胞内の中性脂肪が増え、細胞自体がどんどん大きく肥大化して肥満体型になってしまいます。
1つの脂肪細胞が蓄えられる中性脂肪の量は決まっているため、一定量を超えると脂肪細胞は増殖し数を増やします。
このように、脂肪細胞の数が増えれば増えるほど、太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。
脂肪細胞は、主に3つの時期に増えることがわかっています。
- 胎児期=妊娠後期(妊娠28から〜39週の約3ヵ月間)
- 乳児期=生後1年
- 思春期=8歳から18歳頃
脂肪細胞は一度増えると減らないと言われていますが、食事や運動、睡眠などを気をつければ肥満は防ぐことがでます。
ここまでお伝えした体質は、現代医学(西洋医学)からみる肥満のメカニズムです。
では、東洋医学でみる太りやすい体質とはどのようなことでしょうか。
次回からは、東洋医学からみる体質別ダイエットについてお伝えしていきます。
お楽しみに。
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