天気頭痛は水毒のせい?東洋医学からみた頭痛
凜鍼灸治療院の5月のブログは「頭痛」をテーマにお伝えしています。
もうすぐ6月に入り、ジメジメした梅雨の時期がはじまりますね。
雨の日が続く(気圧変動)と、なんとなく体が重だるく、頭痛や耳鳴り、めまいや倦怠感が出やすくなります。
現代医学では、梅雨時や台風などの大きな気圧変動による体調不良の原因を、主に自律神経のバランスが乱れたことによるものと考えています(5/26記事)。
では、東洋医学で「頭痛」をどのように考えているのでしょうか。
東洋医学で考えられている体表的な頭痛をみていきましょう。
脾虚タイプ | ズキズキとした拍動タイプの頭痛。動くと痛みが増し、吐き気などもでる。 | 胃腸虚弱による冷えが原因 |
水毒タイプ | 天気が悪くなると出る頭痛。頭痛の他に、むくみやめまい、吐き気なども出る。 | 体の水の巡りの悪さが原因。 |
瘀血タイプ | 頭の片側がズキズキした刺すような痛みが特徴。 | 血行不良、睡眠不足、ストレス、婦人科系疾患が原因。 |
首・肩こりタイプ | 不定期に頭痛が繰り返される、慢性的な頭痛。 | 首や肩、背中のコリが原因。 |
東洋医学では頭痛を、身体の冷えによる頭痛、水分代謝が悪くなって起こる頭痛、血行が悪くなって起こる頭痛、首や肩こりによる頭痛に分けて考えます。
上記の表をみてわかるように、気象の変化によって起こる頭痛の原因は「水毒(すいどく)」と考えられています。
「水毒(すいどく)」とは、汗やリンパ液などの体液の循環が悪くなり、必要以上に体内に溜まって体調不良を起こしている状態をいます。
水毒による頭痛は、血液に余分な水分た溜まったことにより血管が拡張し、神経を圧迫することで発症します。
梅雨時のジメジメとした湿度が高い時期は、汗をかきにくくなり、水毒タイプの頭痛を起こしやすくなってしまいます。
では、どんな人が水毒になりやすいのでしょうか?
次のチェック項目で確認しておきましょう!
- 睡眠時間が短い
- 低体温気味
- 冷え性
- 運動不足
- 水をよく飲む(1日1ℓ以上)
- 汗をよくかく
- 喉が渇きやすい
- トイレに行く回数が多い、または極端に少ない
- むくみやすい
- お腹が冷たく、たたくとポチャポチャ音がする
- 下半身が痩せずらい
該当する項目が多い人は、水毒の可能性がとても高いので注意しましょうね!
このように、気象の変化による不快な天気頭痛はどのように対策したらいいのでしょうか?
次回は「天気頭痛の予防法」についてお伝えします。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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