梅雨時は、天気頭痛ケアをしっかりと!
5月もあっという間に終わり、いよいよ6月がスタートしますね。
6月に入ると、関東地方では梅雨に入ります。
凜鍼灸治療院の健康ブログ、5月は天気による体調不良(気象病)の中でも「頭痛(天気頭痛)」を特集してきました。
最終回では「天気頭痛ケア」についてお伝えします。
梅雨や台風の時期は、大きな気圧や気温、湿度の変動により自律神経のバランスが崩れやすくなります。
このように、気候・気圧変動による体調不良を「気象病」と呼びます。
気象病の症状には、頭痛や神経痛、めまい、肩こり、首こり、腰痛、眠気、耳なり、気分の落ち込み、うつ、不安など多岐にわたります。
これらの症状の中でも、5月〜6月にかけて当院にご来院される患者様が訴えられる症状は「頭痛(天気頭痛)」です。
この天気頭痛を予防するには、次のような対策が効果的だと考えられています。
- 耳まわりのマッサージ
- 首、肩まわりの筋肉をほぐす(ストレッチなど)
- 緊張性頭痛(5/24記事)が出ている場合は、身体を温める
- 片頭痛(5/24記事)出ている場合は、身体を冷やす
- カフェインをうまく摂る
- ツボ(経穴)を刺激する
気候の気圧を感知するセンサーは耳の奥にある「内耳」にあるので、耳まわりの血行が悪くなると内耳がむくみ、自律神経のバランスを崩してしまいます。
そのため、耳まわりをマッサージすることにより、内耳の血行をよくすることで頭痛の発症を抑えられると考えられています。
耳の周りの他にも、首や肩まわりの筋肉をストレッチなどでほぐすことにより、緊張性頭痛を予防することができ、気圧変動による頭痛も防ぐ効果があります。
緊張型頭痛は長時間の同じ姿勢、眼精疲労、ストレス、冷房による冷えなどが原因で筋肉が緊張して起こる頭痛です。
このようなタイプの頭痛が出ているときには、お風呂に浸かって身体を温めたり、ストレッチや軽度の運動で身体を動かすことで筋肉の血流を改善し、頭痛を予防することができます。
逆に、片頭痛は脳の血管が拡張して神経を圧迫していることが原因といわれています。
このタイプの頭痛が出ている時は、身体を安静にして、こめかみなどを冷やすと痛みが軽減されます。
また、カフェインには血管を収縮させる効果があるため、頭痛を軽減させる効果が期待されています。
コーヒーや紅茶、緑茶などがオススメです。
ただし、カフェインを過剰に摂取してしまうと、中枢神経系の刺激によるめまいや震え、不眠、下痢などの健康障害をもたらすこともあります。
摂り過ぎには注意しながら、上手にカフェインを使いましょうね。
そして、頭や首には、頭痛緩和に効果的なツボ(経穴)があります。
天気頭痛でお悩みの方は、ご来院された際に自宅で簡単にできるツボセルフケアをご指導いたします。
いよいよ梅雨の季節です。
ジメジメした雨が続きますが、しっかりケアして天気頭痛などの気象病を予防しましょうね!
5月も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
ご予約受付〈30日前〜30分前まで〉
ご予約前にお読み下さい。→