緊張すると肩が凝るのはなぜ?
筋肉が緊張するメカニズム
小さなお子さまが緊張すると、肩をすくめた(肩が上がった)姿勢になった状態をみたことがありませんか?
前回(4/16)お伝えしたように、人は緊張すると脳の扁桃体が刺激され、扁桃体が「不快」だと判断すると、視床下部が刺激され、副腎皮質からストレスホルモン(コルチゾール)が分泌されることにより自律神経のバランスが崩れ(交感神経優位)、その結果、人体にストレス反応(情動反応)が起こると考えられています。
緊張しやすい場面やストレスを感じる環境に身を置くと、脳内で神経伝達物質(アドレナリン)が大量に分泌され、交感神経を優位にしてしまいます。
交感神経が過剰作用(交感神経優位)すると、次のような症状が現れやすくなります。
- 筋肉の収縮による肩こり
- 血流の制限による頭痛(緊張型頭痛)
- 神経過敏による痛みを感じやすくなる(痛覚の感受性が高まる)
また、交感神経が優位になると心臓や大きな筋肉に血液を集中させるため、手先や足先への血流が悪くなってしまいます。
そのため、緊張すると手足が冷たくなったり、手足の震えが起こる場合もあります。
では、緊張しやすい人と緊張しない人との違いは何でしょうか?
次回は「緊張しやすい人の特徴」についてお伝えします。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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