年末の大掃除で起こしたギックリ腰への応急処置

まずは腰に負担がかからない姿勢で安静に!
凜鍼灸治療院の12月のブログは「応急処置」を特集しています。
年末といえば、ご家庭でも職場でも行われるのが「大掃除」ですよね。
普段は動かさない家具などを移動させて、隅々まで掃除をして新年を迎える準備をします。
しかし、普段使わない筋肉に負担をかけることで「ぎっくり腰」を起こしてしまう危険もあります。
ぎっくり腰とは、腰に突然疼痛がはしる疾患で、腰部の関節捻挫、筋肉の損傷、筋膜性炎症などの症状を指します。
ぎっくり腰を起こした時の応急処置のポイント
ぎっくり腰を起こした時の応急処置のポイントは次の通りです。
- 腰に負担がかからない姿勢をとり、安静にする。
- 患部に痛み、腫れ、熱感がある場合は、すぐに患部を冷やす(冷やしすぎに注意)。
- コルセットや骨盤ベルトなどで、腰への負担を軽くする。
- 痛み止めの湿布や飲み薬も有効。
腰に負担がかからない姿勢とは、痛みが強い側の腰を上にし、膝を少し曲げた状態で横向きに寝る姿勢です。
横向きの姿勢で寝るのが辛い場合は、仰向けに寝て、膝を軽く曲げ、膝の下にクッションなどを入れるのがおすすめです。
ぎっくり腰を起こしてすぐは安静に過ごすことが大切ですが、安静にしすぎても背筋が衰え回復が遅れると言われています。
痛みや腫れがおさまってきたら、筋肉が衰えないように動かせる部位は積極的に動かしましょう。
コルセットや骨盤ベルトなども腰まわりの筋肉をサポートしてくれるので、活用しながら少しずつ体を動かしましょう。
ぎっくり腰の痛みがなかなか治らない、下肢に痺れが出てきた、発熱してきた、などの症状が出た場合は「椎間板ヘルニア」や「感染性脊椎炎」などの病気の可能性がありますので、すぐに専門の医療機関を受診してくださいね。
次回は「やけどの応急処置」についてお伝えします。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
応急処置は治療ではないので、症状が重い場合は必ず病院を受診してくださいね。
自分や家族の症状が軽症・重症の判断がつかない場合は「救急安心センター」に必ず電話してください。
- 救急安心センター(♯7119)

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