火傷(やけど)は流水で応急処置
皮膚がはがれないよう、衣類のうえから冷やすことも大切!
凜鍼灸治療院の12月のブログは「応急処置」を特集しています。
身近で起こりやすい疾患(ケガ)への応急処置法、第4弾は「火傷(やけど)」への応急処置です。
軽度の火傷であれば、誰もが経験したことがありますよね。
それくらい頻度が高いケガですので、しっかりと応急処置を覚えておきましょうね。
もし火傷を負ってしまった場合は、まず速やかに患部を冷やしましょう!
水道の流水で10~15分程冷やしましょう。
冷やすのが遅れると、患部に熱が作用し続けてしまい、さらに深くまで損傷を負う可能性があるので注意しましょう。
保冷剤やアイスノンで冷やす場合は、衣類の上から冷やし、長時間当てないように気をつけましょう。
冷やしすぎると凍傷の原因となります。
衣類の上から火傷を負った場合は、必ず衣類の上から冷やしましょう。
無理に衣類を脱ごうとすると、皮膚が衣類に張り付いて、皮膚や水疱が破けてしまう原因となります。
皮膚や水疱が破れてしまうと、痛みが増し、完治が遅れたり、火傷の跡が残りやすくなってしまいます。
火傷を負った部位が腫れてくることもあるので、指輪などのアクセサリーは外しておきましょう。
患部を冷やした後は、清潔なガーゼやタオルなどを患部に当てて、すぐに病院を受診しましょう。
軽度の火傷は数日で治癒しますが、火傷の深度を素人が判断するのは大変難しいため、軽度の火傷であっても病院を受診することをおすすめします。
次回は「急な発熱への応急処置」についてお伝えします。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
応急処置は治療ではないので、症状が重い場合は必ず病院を受診してくださいね。
自分や家族の症状が軽症・重症の判断がつかない場合は「救急安心センター」に必ず電話してください。
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