日光不足で季節性うつ病のリスクが高くなる
日照時間と季節性うつ病との関係
10月の凜鍼灸治療院の健康ブログは「季節性うつ病」を特集しています。
暑い夏が終わり、過ごしやすい秋になるとともに日没が早くなる頃。
なんとなく気分が晴れない、気分が落ち込む、仕事に身がはいらないような感覚になる人が多くなります。
このような秋から冬に起こる病気を季節性うつ病、または季節性感情障害(SAD)と呼びます。
季節性うつ病はその名の通り季節によって症状がでる周期性があるのが特徴で、国や地域によって違いはありますが、日本では日照時間が短くなる10月~11月に発症して日照時間が長くなる3月頃に回復する病気です。
季節性うつ病の代表的な症状は次のようなものがあります。
- 無気力感に襲われる
- 人づきあいが億劫になり、外出がつらい
- 睡眠時間が長くなり、日中でも眠くてたまらない
- 過食になり、体重増加がみられる
- 集中力がなくなり、普段やり慣れた家事や仕事が出来ない
また、季節性うつ病と一般的なうつ病とでは、症状に次のような違いがあります。
症状 | 一般的なうつ病 | 季節性うつ病 |
食欲 | 低下傾向 | 過食傾向 |
体重 | 減少傾向 | 増加傾向 |
睡眠 | 不眠傾向 | 過眠傾向 |
季節性鬱(うつ)の原因は不明といわれていますが、脳の神経伝達物質と体内時計の調節障害が関係しているといわれています。
次回は「季節性うつ病と脳の神経伝達物質」についてお伝えします。
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