マスクがあたえる肌への悪影響
マスクがあたえる肌への悪影響
凜鍼灸治療院の2月のブログは「肌荒れ」をテーマにお伝えしています。
2019年に発生し、2020年には全世界に感染が広がった新型コロナウイルスの影響により、私たちはマスクを着用して過ごす時間が大幅に増えてしまいました。
長時間のマスク着用が原因で、今まで起こさなかった肌荒れに悩まされる方も多くなりました。
マスク着用による肌荒れには、次の3つの原因が考えられています。
- マスクと肌との間に起こる摩擦による肌荒れ
- マスクの内側の蒸れによる肌荒れ
- マスクを外した際の乾燥による肌荒れ
マスクが直接肌に触れる部分は、摩擦による刺激をとても受けやすくなります。
肌の表面にある角質層が摩擦により削られてしまい、肌荒れやかぶれを引き起こしやすくなります。
このような肌荒れを「刺激性接触性皮膚炎」と呼びます。
また、マスクの中は吐く息によって高温多湿の状態となるため、ニキビの原因である細菌や雑菌が繁殖しやすい環境になっています。
そして、マスクの着脱が原因で起こる乾燥も、肌荒れの原因のひとつと言われています。
マスク着用時は自分の吐く息がマスク内にこもり高温多湿になっているので、肌が潤っているように感じられます。
しかし、マスクを外すと一気にマスク内の水分が蒸発して肌の水分もうばってしまうため、肌の乾燥を引き起こしてしまいます。
新型コロナウイルスに感染しない、感染させないためにも大切なマスク。
まだまだ続くマスク生活を快適にするために、次のポイントに注目しながら肌荒れを予防していきましょう。
- 自分の顔のサイズ、肌質にあったマスクを選ぶ
- マスク内の汗をこまめに拭き取る、または吐く息で湿ったマスクは新しいものにすぐ取り替える
- 日頃のスキンケアで、肌の保湿力をあげる
感染拡大を防ぐ為には不織布マスクが推奨されていますが、体質的に肌荒れを起こしやすい人は布やガーゼタイプのマスクの方が肌への刺激を抑えることができます。
小さすぎるマスクは摩擦をおこしやすいので、自分の顔のサイズに合ったマスクを着用しましょう。
使い捨てではない布マスクやガーゼタイプのマスクを洗濯する場合は、洗剤や柔軟剤の成分にも注意しましょう。
肌に合わない化学成分によっては、肌荒れを引き起こす原因になってしまいます。
そして、長時間のマスク生活により肌へのダメージが多い時こそ、日頃からスキンケアをしっかりおこない、肌の保湿力をあげておきましょう。
洗顔でしっかり肌の汚れを落とし、化粧水や乳液などで保湿をすることで、弱った肌をケアすることができます。
2022年2月現在も、まだまだマスクを外して生活することが難しくなっています。
しかし、感染してしまったり、ひとに感染させてしまうことは絶対に防がなくてはなりません。
しっかり肌をケアしながら、感染予防をしましょうね。
次回は「東洋医学からみる肌荒れ」についてお伝えしていきます。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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