本当に怖い!睡眠時無呼吸症候群
本当に怖い!睡眠時無呼吸症候群
4月の凜鍼灸治療院ブログは「睡眠」をテーマにお伝えしています。
近年、特に増えている睡眠障害は「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」です。
この病気は、眠っている間にしばしば呼吸が止まってしまう睡眠関連呼吸障害群です。
睡眠中は、気道や舌のまわりの筋肉が弛緩して脱力します。
この時、筋肉が脱力したことで落ちこんだ舌が気道を塞いでしまうと、無呼吸を起こしてしまいます。
睡眠中に無呼吸が起こると酸素が不足してしまうため、足りない酸素をとりこもうとして覚醒を繰り返すようになり、慢性的な睡眠不足に陥ります。
その結果、日中の眠気が強まり、判断力や集中力が低下し、生活に支障をおよぼすようになってしまいます。
睡眠時無呼吸症候群を長期にわたり患ってしまうと、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を併発し、さらに悪化すると脳卒中や心筋梗塞などの命にかかわる重度の病気の発症リスクが高くなってしまいます。
皆様は、次のような症状が出ていませんか?
まずは睡眠中に起こっている状態をチェックしてみましょう!
- いつもイビキをかく
- よくイビキが止まる
- 呼吸が止まっていると言われたことがある
- 息苦しさを感じて起きることがある
- 何度も目が覚める
- 寝汗をかく
- 何度も尿意で目が覚める
次に、起きている時の状態をチェックしてみましょう!
- 寝ているはずなのに、日中、強い眠気がある
- だるさ、倦怠感がある
- 集中力が続かない
- いつも疲労感がある
- 起床時に疲れがとれていない
- 以前より10kg以上太った
上記のチェックリストで、3つ以上当てはまる場合は睡眠時無呼吸症候群の可能性がとても高いです。
睡眠時無呼吸症候群の治療をせずにいると、およそ8年間で約4割の人が死亡するというデータもあります。
睡眠時無呼吸症候群は自分では気づきにくい病気なので、家族や一緒に寝ている人からの指摘で気づくことが少なくありません。
安易な自己判断はせず、「大きなイビキをかいている」、「寝ている間に呼吸が止まっている」などの指摘を受けたり、日中の異常な眠気や倦怠感などが起こっている人は、早めに専門の医療機関を受診するようにしましょう。
次回は「睡眠不足で起こる肥満」についてお伝えして行きます。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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