生理前のイライラは、生理前症候群(PMS)かもしれません!
20人に1人が悩まされている月経前症候群とは
月経がはじまる3日~10日前に起こる精神的、または身体的な不調を感じたことはありませんか?
月経前になると胸やお腹が張ってきたり、頭痛やイライラ、気分が落ち込んでしまうといった症状を感じる女性も多いと思います。
このような、月経前に起こる体調不良のことを月経前症候群(PMS)と呼びます。
精神的症状 | 身体的症状 |
情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下 睡眠障害、自律神経症状としてのぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感 | 腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張り、体重増加 |
月経前症候群(premenstrual syndrome)はPMSと略されることが多く、月経前の3~10日の間に続く精神的・身体的な不調で、月経が始まるとともに症状がおさまるのが特徴です。
PMSが起こる原因ははっきりとわかっていませんが、女性ホルモンの分泌バランス原因ではないかと考えられています。
女性には排卵リズムがあるので、排卵から月経までの黄体期に女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌されます。
この女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌低下などのバランスの乱れから、脳内ホルモンや神経伝達物質が異常を引き起こし、PMSを発症させるのではないかと考えられています。
これらをふまえ、具体的に考えられている原因には次のようなことが挙げられています。
PMSの症状が疑われる方は、自己判断せず、まずは専門医に相談しましょう。
PMSの治療法としては、以下の投薬療法があります。
- 排卵抑制療法
- それぞれの症状(むくみなど)に対する投薬療法
- 漢方薬療法
PMSの症状には個人差がありますので、我慢せず早めに治療を受けるとよいでしょう。
なるべく薬を使わずに改善したい場合などは、東洋医学(中医学)による施術を受けるという選択肢もございます。
次回は「東洋医学で考える生理前症候群(PMS)」についてみていきましょう。
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