疲れすぎが引き起こす体調不良
過剰な運動、運動不足も病気の原因になります!
2023年の凜鍼灸治療院の健康ブログは、「ストレス」について特集しています。
東洋医学(中医学)では、病気の原因を体の外側に原因がある「外感」と、体の内側に原因がある「内傷」とに分けて考えています。
前回に続き、今回は、過労や休み過ぎ(運動不足)が病因となる「労逸(ろういつ)」についてみていきましょう。
労逸の「労」は心身の過労を表し、「逸」は過度の休息(運動不足)を意味しています。
労逸には、肉体的な過労、精神的な過労、性行為の過剰などに分けられています。
肉体の疲れ | 気・血の消耗 | だるさ、気力の低下 |
心の疲れ | 「心」や「脾」を傷つける | 不眠、動悸、食欲不振 |
性生活の疲れ | 「腎」の機能低下 | めまい、耳鳴り |
過度の労働により肉体に疲れがたまると「気・血」が消耗してしまい、体のだるさや気力の低下を招きます。
対して、心労がたまってしまうと「心」や「脾」を傷つけ、不眠や動悸、食欲不振などの体調不良を引き起こします。
また、性行為が過剰になると「腎」の機能-が低下してしまうため、めまいや耳鳴りの原因にもなります。
ただし、適度の運動や労働は体の抵抗力を強くしたり、体力を養うのに役立ちます。
過労が原因で病気になってしまうからといって、体を動かさないでいると、気・血の流れが悪くなり、内臓の働きも悪くなってしまいます。
適度な運動を習慣にして、しっかり休息をとることで病気を防ぎましょうね!
次回は、4つ目の内傷である「代謝異常」についてお伝えします。
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