男性よりも女性のほうが尿漏れを起こしやすい原因とは?
男女の尿道の長さの差で尿失禁は起こる!
咳をした時、くしゃみをした時、階段を駆け下りた時などに起こる尿漏れ(尿失禁)。
このような経験をしたことのある女性は大変多いといわれており、40歳以上の女性の4割が経験していると考えられています(日本泌尿器科学会調べ)。
前回(2023/10/14)お伝えしたように、女性に最も多い尿漏れ(尿失禁)は、お腹に力を入れた時に起こる「腹圧性尿失禁」です。
ではなぜ、男性よりも女性の方が尿漏れ(尿失禁)を起こしやすいのでしょうか?
尿漏れの男女差には、次のような原因が考えられています。
- 女性は男性よりも、尿道の長さが短い
- 妊娠、出産、更年期などによる骨盤底筋の筋力低下(ゆるみ)
上記の図をみてわかるように、男性の尿道は約20センチでS字状に対し、女性の尿道は3~4センチと短くまっすぐな構造をしています。
そのため、女性はちょっとお腹に力を入れただけでも尿漏れ(尿失禁)を起こしやすい構造をもっています。
また、女性は骨盤の底(恥骨、尾骨、坐骨)に位置する「骨盤底筋」という筋肉群が、妊娠や出産、加齢によって弱くなりがちです。
骨盤底筋は、骨盤内にある膀胱や子宮、直腸などの臓器を正しい位置に保つ役割や、尿道を締めて尿漏れを防ぐ働きも担っているため、筋力が低下すると尿漏れを起こしやすくなります。
次回は「骨盤底筋が弱ることで起こる尿漏れ」について詳しくみていきましょう!
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