「腎」が弱ると起こる排尿トラブル
「腎」の気が減ると起こる様々なトラブル
前回(2023/10/24)お伝えしたように、東洋医学(漢方医学)では臓器そのものではなく、各臓器がもつ機能(自律神経系、消化器系など)を含めた概念で臓器を捉え「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」と呼びます。
肝(胆) | 内分泌・代謝系 + 自律神経系 |
心(小腸) | 循環器系 + 中枢神経系 |
脾(胃) | 消化器系 |
肺(大腸) | 呼吸器系 |
腎(膀胱) | 泌尿生殖器系 + 生命エネルギー |
上記の表をみてもわかるように、東洋医学から排尿トラブル(尿漏れ)を考えると「腎」の働きがとても重要となります。
「腎」は「先天の精」と呼ばれ、両親から受け継い生命エネルギーを意味します。
また「腎は精を蔵し、生長・発育・生殖をつかさどる」と言われており、人の成長、発育、生殖に影響を与える腎のエネルギーのことを「腎気(じんき)」と呼びます、
この「腎気」は加齢により減少すると考えられており、腎気が衰えた状態のことを「腎虚(じんきょ)」と言います。
腎虚の症状に、次のようなものが挙げられます。
- 腰痛
- 骨粗しょう症
- 脱毛、白髪
- 難聴、耳鳴り
- 皮膚の乾燥、痒み
- 排尿障害、尿失禁
- 下肢の冷え、だるさ
また、腎は「水」の運行を調節する機能もあるため、加齢とともに腎虚を起こすと頻尿や失禁、下半身の冷えやだるさといった症状が起こりやすくなります。
当院でも、腎虚の症状には腎気を補い、水の巡りを促す施術をおこなっておりますので、お気軽にご相談くださいね。
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