受験生の眼精疲労は記憶力に悪影響!?

凜鍼灸治療院の健康ブログ、受験生の眼精疲労について

眼精疲労から集中力の低下

前回(2023/11/7)お伝えしたように、長時間座って(同じ姿勢)勉強している受験生のみなさんは、首こり肩こり脳への血流が悪化して、勉強の集中力が低下してしまいます。

受験勉強で首や肩、背中の筋肉のコリの他に、目の疲れによる集中力の低下も受験生にとっては大変ストレスですよね。

近年は、パソコンやスマートフォン、タブレットなどによる授業も増えたこともあり、ディスプレイからの光(ブルーライト)による情報が眼への負担を大きくしています。

重要なのは、ピント調整とまばたき!

眼精疲労を起こす原因には、次の3つが考えられています。

  • ピント調整を担う筋肉(毛様体筋)の不調(疲労)
  • まばたきの回数減少による目の乾燥(ドライアイ
  • パソコンやスマートフォン、タブレットからのブルーライトによる自律神経の乱れ

眼球とは、目に映る映像を脳に伝える役割を担っている感覚器です。


角膜水晶体がカメラでいう「レンズ」の働きをして、その間にある虹彩は光の量を調節する「絞り」の働きをし、眼球の奥にある網膜はフィルム(メモリーカード)の役割をしています。
映像のピントを合わせる働きをしているのが、水晶体を支えている「毛様体筋」です。毛様体筋が伸縮することで、水晶体の暑さが変わりピントを調節しています。
また、目の表面が乾かないように、まばたきをすることで涙が出るしくみになっています。

このように、受験生は長時間テキストをみることで毛様体筋が疲労を起こし、勉強に集中することでまばたきの回数が減り、スマートフォンやタブレットなどからの光(ブルーライト)で自律神経が乱れることで眼精疲労を起こしているのです。

眼精疲労から脳疲労へ

眼球からはいった情報(映像)は、視神経を通して脳へと伝わります。
眼から入ってくる情報量は大変多く、意識的はもちろん無意識にみている情報も伝達されます。
受験勉強による膨大なテキストの文字や画像(イラスト)はもちろんのこと、その他の無意識にみている部屋の風景などの情報もすべて視神経を通じて脳へと伝達されるため、脳疲労Brain Fog)を起こし、集中力や記憶力の低下不安感イライラなどを起こしやすくします。

前回の内容も含め、受験生が集中力・記憶力が低下しないようにするポイントをみていきましょう!

  • 勉強時間は45~90分が目安→集中力の限界
  • 休憩時間は15分程度→集中力のリズム
  • 休憩中は同じ姿勢をとらないようにし、首や肩などのストレッチで筋肉をほぐす→脳への血流回復
  • 休憩中はテレビやスマホ、漫画をみない可能ならば目を閉じる→眼から意識的・無意識的な情報を脳にいれない(脳疲労予防)
  • こまめに目薬をさし目の乾燥(ドライアイ)を防ぐ

受験生の皆さん(またご家族)、今日からでも簡単にはじめられる内容ですよね。

体のメカニズムを知り、それを利用して効率よく、そして健康的に受験勉強をしましょうね!

凜鍼灸治療院では、学割コースがございます!
自分ではなかなかほぐれない受験勉強による首こり肩こり、眼精疲労からくる頭痛などの施術も行っております。
お気軽にご相談くださいね。

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
(大変励みをいただいております!)

次回は「受験生の不眠」についてお伝えします!

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