ぎっくり腰は、なぜ起こる?
ぎっくり腰は、なぜ起こる?

凜鍼灸治療院12月のブログは「腰痛」をテーマに特集しています。
2021年も残すところ2週間となりました。
この時期は職場や自宅、ご実家などの大掃除で無理な姿勢や普段使わない筋肉に負担がかかりやすくなります。
そこで気をつけなければいけないのが、ぎっくり腰です。
ぎっくり腰とは通称で、正式には急性腰痛症(または腰椎捻挫症)と呼ばれています。
当院にご来院の患者様からよくきかれる発症ケースは、次のようなものがあります。
- 荷物を持ち上げた時に発症
- くしゃみをした時に発症
- 顔を洗おうと前屈みになった時に発症
- ゴルフの練習中(スイング)に発症
ぎっくり腰の痛みの特徴としては、上記のような動作をした時に突然発症して、しばらく動けないほどの痛みに見舞われます。
突然激しい痛みが出るぎっくり腰ですが、実は全体の80%は原因不明と言われています。
原因不明の疾患ですが、発症しやすいリスク要因はいくつかあげられます。
- 瞬間的に腰に負荷をかける動作やスポーツ:重い荷物を持ち上げたり、ゴルフなど体を捻る動作など
- 慢性的な筋肉疲労:立ち仕事やデスクワークなど
- 冷えや運動不足:寒さや冷え、運動不足による筋肉が血行不良により柔軟性を失ってしまった状態
- 椎間板ヘルニア:背骨にあるクッションの役割を担っている椎間板の負傷によるもの
- 内臓疾患によるもの:急性膵炎、腹部大動脈瘤など
特に今の時期は寒さで筋肉への血流が悪くなりやすく、テレワークが原因による運動不足で筋肉の柔軟性が悪くなり、ぎっくり腰を発症する人が増えています。
普段から姿勢に気をつけて、ストレッチや適度な運動を日常生活の中に取り入れ、ぎっくり腰を予防する必要があります。
また、ぎっくり腰の原因の20%はストレスなどの心的要因といわれています。
ストレスを受けると痛みを感じやすくなる脳のメカニズムが影響し、ぎっくり腰を発症しやすくなるとも言われています。
では、ぎっくり腰になってしまった時はどのような対処をするとよいのでしょうか。
次回は「急な痛みへの対処法」についてお伝えします。
本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
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