東洋医学からみる頭痛の3つの原因
あなたはの頭痛はどのタイプ?
凜鍼灸治療院の11月のブログは「頭痛」を特集しています。
現代医学(西洋医学)では、年齢や性別に関係なく最も多くみられる一次性頭痛と、病気が原因で起こる二次性頭痛とに分類します。
一次性頭痛 | 緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛、(まれに緊張型と片頭痛との混合型頭痛) |
二次性頭痛 | くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、髄膜炎、脳炎など |
では、東洋医学では「頭痛」をどのように捉えているのでしょうか。
東洋医学において頭痛の原因は、胃腸が弱って起こる頭痛(脾虚)、首や肩のコリが原因の頭痛、天候による頭痛(水毒)の3つのタイプに分けて考えます。
胃腸虚弱(脾虚)による頭痛 | 頭にズキズキとした強い痛み。吐き気を伴うこともある。胃腸の冷えが原因。 |
首や肩のコリによる頭痛 | 胃腸に問題のない人の頭痛。首の後ろから背部、肩にかけての筋肉のコリが原因。 |
天候による頭痛(水毒) | 天気の変動に影響されやすい人に出る頭痛。体の水の巡りの悪さが原因。 |
胃腸が弱っている状態を東洋医学では「脾虚(ひきょ)」と言い、胃腸の冷えが原因と考えられています。
胃腸に問題のない人の頭痛は、同じ姿勢を続けることによって引き起こされる筋肉のコリによる頭痛が原因と考えます。
また「雨が降る前に頭が痛くなる」と訴える人は、水の巡りが悪くなったことによる頭痛(水毒)と考えます。
このように、東洋医学では冷えによる胃腸障害、筋肉のコリ、天候(気圧)の変動による水分代謝異常が原因で頭痛が起こると考えられています。
現代医学と同様、東洋医学でも慢性頭痛は脳の疾患などの大きな病気が潜んでいる場合もあります。
頭痛が長期間続いている場合は、専門の医療機関を必ず受診しましょうね。
次回は「頭痛の改善策・予防法」についてお伝えします。
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