人はなぜ緊張してしまうのか?

凜鍼灸治療院の健康ブログのテーマは「緊張」です。

緊張のメカニズム

初対面の人との会話や人前で挨拶や話をする状況に身を置くと、ひとは緊張状態となり、うまく会話ができなかったり、体がこわばってしまったり、顔が赤くなってしまうことがあります。

このような緊張状態は、誰にでも起こりうる自然な反応です。

ひとはなぜ、緊張すると体や心に反応が起こってしまうのでしょうか?

緊張とは、いったいどこで作り出されているのでしょうか?

その答えは「扁桃体」と「自律神経」が関係していると考えられています。

脳の扁桃体が緊張を作り出す!

人間には本能的に危険を察知するため、緊張状態を作り出し対処する機能が備わっています。

つまり「緊張」とは、人間が生きていくために必要な反応なのです。

人間の不安緊張怒り恐怖などの情動反応戦うか逃げるか反応)を司っているのは、脳にある扁桃体という部位が大きく関与していると考えられています。

扁桃体は左右の脳に存在する神経細胞の集まりで、アーモンドのような形をしていることから「扁桃(アーモンドの和名)」と名前が付けられています。

扁桃体は情動、感情の処理、直観力、ストレス反応に重要な役割を担っており、主に「恐怖」「不安」「緊張」「怒り」などのネガティブな感情に関わっていると考えられています。

人が見たり聞いたこと、受けた刺激の情報を扁桃体が「命にかかわるかどうか」の評価を下し、その刺激に対して「不快である」と判断したら、自律神経内分泌を司っている「視床下部」が刺激され、副腎皮質からストレスホルモン(コルチゾール)を分泌させます。

その結果、筋肉が緊張したり、心拍数が上昇したりといった自律神経の反応交感神経の緊張)が起こります。

次回は「緊張と自律神経のメカニズム」について、詳しくみていきましょう!

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