本当は怖い!浮腫に隠れた怖い病気

慢性の浮腫(むくみ)を軽視してはいけません!
9月の凜鍼灸治療院ブログでは「浮腫(むくみ)」について解説しています。
前回(9/15:浮腫の種類)お伝えしたように、浮腫(むくみ)には一過性のものと慢性の浮腫とがあります。
一過性の浮腫(むくみ)は長くても数日で改善されますが、慢性の浮腫には病気のサインとして発生している場合があります。
慢性の浮腫が起こる病気 | 慢性浮腫を起こす原因 |
腎臓病、腎不全 | 腎機能が低下し、体外に老廃物を含んだ水分を排出できなくなり浮腫が起こる |
心不全 | 心臓の機能が低下することにより、血流が滞ることで浮腫が起こる |
肝硬変 | 肝機能が低下し肝臓が硬くなるため、水分を血管内に保持するタンパク質が合成できなくなり浮腫が起こる |
栄養失調 | 栄養素の摂取量が不足し、タンパク質が不足することで血中にアルブミンが不足するため浮腫が起こる |
下肢静脈瘤 | ふくらはぎの血管が拡張し、血液が滞ることで浮腫が起こる |
リンパ浮腫 | 癌の手術などでリンパ節を取り除いたことでリンパの流れが滞り、その部分に水分が流れず浮腫を起こす |
上記の病気の他にも、糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞などのような生活習慣病から浮腫が起こることもあります。
浮腫が起こっている部位を押すと指の跡がクッキリ残ってしまう場合は、浮腫が慢性化している可能性が高いです。
浮腫には大きな病気が隠れている場合がありますでの、できるだけ早く専門医に相談しましょうね。
当院でも多くの患者様がむくみ(一過性)の相談にご来院されますが、圧倒的に男性よりも女性が多いです。
なぜ?女性は男性よりもむくみやすいのでしょうか?
次回は「女性特有の浮腫(むくみ)」について解説していきます。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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