気・血・水が乱れると起こる女性の体調不良

凜鍼灸治療院の健康ブログ、月経前症候群について

「気」の不調が生理前症候群(PMS)を引き起こす?!

前回(2023/9/25)お伝えしたように、女性ホルモンのバランスが乱れることで月経3~10日前に起こる身体的(腹痛、腰痛、頭痛など)・精神的(イライラ、情緒不安定、落ち込みなど)のことを月経前症候群(以下PMS)と言います。

東洋医学(中医学・漢方)では、女性ホルモンのバランスが乱れて起こる体調不良は「(けつ)の異常に(き)・(すい)のバランスの乱れが加わった状態」ととらえています。

異常タイプ症状
の異常(血虚・瘀血)下腹部の月経痛、膨満感、便秘、肌荒れ
の異常(水毒)月経前のむくみ、頭痛、冷え
の異常(気滞・気虚・気逆)イライラ、情緒不安定、気分の浮き沈み
東洋医学からみる月経不調タイプ

このように、東洋医学ではPMSの原因を」の不調と考え、「気」の巡りを改善する施術を行います。

PMSは体質によってさまざまなタイプがありますが、東洋医学では自律神経系と関係が深い五臓の「」の機能(肝気)がうまく働いていない「肝鬱気滞(かんうつきたい)」タイプが最も多いと考えられています。

東洋医学によるPMSへの治療は「肝気)」の巡りを良くし、自律神経の働きを改善するようにアプローチします。

鍼灸・漢方薬などで「」の巡りを良くすることも大切ですが、PMSは体質によって原因がさまざまですので、まずは専門医に相談しましょう

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