気虚体質の東洋医学的ダイエット
気虚体質の東洋医学的ダイエット
前回お伝えしたように、東洋医学では人間の身体は「気・血・水(津液)」という3つの物質によって構成されいます。
これらのバランスが崩れたとき、人は病気になると考えられています。
今回は「気」が不足している体質(気虚)についてみていきましょう。
まずは、次のチェック項目を確認してみましょう。
- 顔色がやや黄色っぽい、あるいは真っ白。
- 疲れやすい。
- 息切れしやすく、会話の声が小さい。
- 汗をかきやすい。
- めまいを起こしやすい。
- 胃が弱く、内臓下垂の傾向がある。
- 暑さと寒さ(特に寒さ)に弱い。
- 動悸があり、不眠になりやすい。
- 髪の毛に艶がない。
- 内向的な性格。
- 風邪をひきやすい。
- シミ(肝斑)ができやすい。
- 目元、顔、体がむくみやすい。
上記の項目で該当するものが多い人は、「気」が不足している気虚(ききょ)体質の可能性があります。
気虚体質の人は、慢性的に「気」というエネルギーが不足しているので、普段から疲れやすく、ちょっとした環境の変化で風邪をひいてしまうタイプです。
エネルギーが不足しているので、少しの運動でも息切れをしてしまいます。
胃腸が弱く消化吸収が強くないので、飲食物から「気」を作り出すことが難しい体質です。
したがって、気虚体質の人は食事制限するようなダイエットはおすすめしません。
気虚体質の人がプチ断食をして長時間の空腹状態が続くと、さらに「気」が消耗してしまい、体内のエネルギーが不足し、ますます代謝が悪くなり太りやすい体質になってしまう可能性があります。
気虚体質の人は、少しの食事を回数を増やして食べることや、激しい運動を避け、じゅうぶんな休息を取ることが健康的に痩せるポイントになります。
次回は、人間の体を温める(体温保持)働きがある「陽気」が不足している「陽虚体質」についてお伝えしていきます。
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